ピンポイント照射法の症例

左眼窩内腫瘍(矢印)

ピンポイント照射の線量分布図

上図は、照射野1.8cm x1.5cmで照射した線量分布図(眼球をさけながら、腫瘍に限局してピンポイント照射を行っている。)

照射前の腫瘍体積(10 x 8 x 7mm)560mm 、照射後2か月の体積(6 x 6 x 5mm)180mm  と縮小し、視神経への圧迫が軽減され視力が0.01から1.0へと回復した。

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右の写真は、照射後1年経過時のMRI画像(さらに腫瘍は小さくなっており、視力も良好)

照射前(MRI画像)

照射後 2ヶ月(MRI画像)

照射後 1年(MRI画像)

 

転移性脳腫瘍に対する脳定位照射の症例

照射前

照射後 1ヶ月

食道癌に対し化学放射線療法を行った。治療後2カ月で、左半身麻痺が出現。MRIにより転移性脳腫瘍が見つかり、脳定位照射行った。照射前は、左半身に麻痺があり杖歩行、視野にも欠損部があり、脳定位照射後1カ月のMRIでは、腫瘍のサイズが縮小し、麻痺もなく杖無しで歩行も可能となった。食道がん治療後1年後も食道がんも再発なしで、脳転移巣も縮小。(自転車に乗ることも可能になった。)

左図は、治療計画装(iPlan)による脳定位照射の治療計画図

照射前

照射後 1ヶ月

 

​肺定位照射

←左写真は照射後1月後

(8mm程度に縮小)

  右写真は照射後1年→

( 腫瘍は消失・放射線

 維症が残存)

約2cm大の右下葉転移性肺腫瘍に対し 10Gy × 5 回の肺定位照射を呼吸停止下で行った。

 

​前立腺癌に対するIMRT

(強度変調放射線治療)照射

前立腺の形状に合わせた線量分布を作成し、後方の直腸には線量を許容できるまで低減している。

1回2Gyで38~39回の照射を行っている。

 

​脊椎骨転移巣に対する

脊髄打抜きIMRT照射

中央部の脊髄線量を35Gy程度に抑えながら、周囲の胸椎椎体部には十分な量55Gyを転移巣に投与している。

 

​乳癌温存術後の接線照射

乳腺温存術後の照射では、2Gy 25回の通常照射に加え2.65Gy × 16回の短期照射も行っている。